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油圧(エアー)クラッチの知識

機構

油(エアー)圧により、ピストン、シリンダ(ハウジング)を作動させ、押板等を介して摩擦板を圧着する事によってトルクの伝達を行います。単板・多板式クラッチが あり、摩擦板の材質によって湿式と乾式に区別されています。

機能

①乾式単板クラッチ

早い応答性を必要とし、連結制動仕事の大きな箇所、または付れ廻りトルクによる障害をなくしたい箇所への使用に適しています。

②乾式多板クラッチ

小型で高いトルクが要求され、連結仕事の頻度が比較的少ない箇所、あるいは負荷変動のあまり激しくない箇所への使用に適しています。

③湿式多板クラッチ

油中での使用において、作動用油の使用が容易であり、小型を必要とし、尚且つ連結仕事量が比較的多く要求される場合。また、摩擦板の摩耗を特に嫌うような場所での使用に適しています。

取扱い・取付上の注意

①クラッチは落したり衝撃を与えたりしないよう注意して下さい。また、乾式クラッチの場合には摩擦板の表面に油が付着するとトルクが低減しますので油が掛ったり侵入したりしないように注意して下さい。

②クラッチを軸に嵌め込む場合、クラッチの軸穴には油(エアー)漏れ防止のための Oリングが2ケ装着されていますので、損傷しないよう注意して下さい。また嵌め込みの際、クラッチ本体を無理に叩き込む事のないように配慮して下さい。軸への取付けが完了しましたら、クラッチが軸方向に遊びのないように確実に固定して下さい。

③通し軸及び突き合せ軸間への取付けの場合、軸芯に対する力ップリングの同芯度、振れ、軸と軸の直線度(平行)には十分注意し、正確な取付けを行って下さい。少なくても0.03~0.05(mm)以下の誤差でおさえるよう配慮して下さい。芯出し誤差が大きいと摩擦板のギヤ部(ラグ部)の摩耗が早くなり、寿命が極端に短くなります。またこれが原因で発熱、振動(騒音)等が発生し、他の機構を損傷することにもなります。

④カップリングとクラッチ本体は絶対に接触しないように最低でも4~5mmの間隔を保って下さい。

保守・点検・給油(湿式)

①乾式の場合摩擦板の表面に油、水、挨等が付着するとトルクが低減しますので、これらの侵入がないように注意して下さい。

②クラッチの発生トルクは作動油圧及び空気圧によって変動しますから、必ず規定の圧力で作動させて下さい。また、油中に含まれる摩耗粉や空気中に含まれる水分等により、Oリングの損傷、ピストン及びハウジング等の腐食を起す場合がありますので注意して下さい。

③トルク調整は調整ナッ卜の付いているクラッチ以外必要ありません。
また給油は湿式のみ行い、多板式摩擦クラッチと同様に行って下さい。

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